医学科合格体験記 ~パート5~
医学科合格体験記 ~高校2年編 後半~
私は令和4年度に地方国公立医学部医学科に合格しました
ここでは、あなたのために私が今までどんな人生を送ってどんな勉強をしてきたのか紹介したいと思います
地方にいてそんなに勉強の情報が手に入らないという方などの参考になったら幸いです
この記事はパート5・後半です
後期の授業が始まり自分の中でもかなり緊張感が増えてきました
計画通り赤本にはいることができ、少し安心しながら勉強を進めることができました
私は医学部と他の学部の問題がほとんど同じ学校を選んでいたので決して問題が解けないということはありませんでした
このまま普通に勉強していけば二年の学力で合格できると思っていたのもつかの間、9月終わりになって新たな問題が発生しました
それは共通テストで点数がとれないということでした
一般的に医学科の試験ではセンター試験9割が合格といわれており、その時の私では国語の勉強はほとんどしていなくまた、地理もほとんどしていなかったため上手くいっても合計8割が限界でした
そのため共通テストまであと100日となった日、改めて計画を考えました
その結果二年時は国語、特に古典をやり、三年時に地理を残すことにしました
この理由は二つあります
1つは国語の点数が合否を分けることを実感していたから
元々算数が好きで子供の頃から本はほとんど読んでいなかった私にとって国語は大の苦手科目でした
点数としては200点中100点を取ることもありこの科目によって合格がきまるといっても過言ではなかったです
そのため二年時のラストスパートに一度本気で勉強してどんなに点数が上がるものか試してみたかったからです
2つ目は三年時に勉強することを残しておくため
当時の私にとって勉強の楽しいこととして新しいことを学ぶことがありました
そこでもし三年生が完全に復習だけの勉強になってしまったとき自分はやる気を無くすだろうと思っていました
確かに地理を全くやらずに三年生になるということはとても危険なことだと感じていましたが、それ以上に国語に集中したかったからでもありました
そして共通テストまで残り100日を苦闘しながら過ごし、遂に当日になりました
そして本番模試を受けてみると結果は
国語6割
数学9割
英語リーディング8割
英語リスニング5割
物理9割
化学8割
という結果でした
そのため合計は7割近辺になり、不合格は確定しました
予定ではここから二次の勉強を始める予定でしたが、明らかに共通テストの点数が低かったため予定を考え直し、数学と平行して地理国語の勉強を始めました
アドバイス
1.二年生までにほとんどの範囲を終わらす
私は3年生を浪人生になったつもりで勉強しようと決め、そのために二年生のうちに全ての範囲を終わらせることを目標にしました
このメリットは多くあります
例えば、時間が足りないということがなくなることです
よく受験勉強の失敗例として時間が足りなかったなどと聞くことが多くありますが、全ての範囲を終わらせておけばそんなことはおきません
他にも苦手科目の勉強に多くの時間を割けることです
理系の人にありがちなことなのですが、古典や地理などの文系科目を試験まで残り2ヶ月になってやり始める人がいます
上手くはまればそれでも合格できるのですがほとんどの場合失敗します
そのために三年生の一年を使って本気で苦手科目に向き合う時間を作る、そんな時間も大切だと思います
2.共通テストの勉強はしっかりする
進学校の生徒によくあるのですが、二次試験の勉強やもっと難しい勉強をしていて、本番、共通テストで低い点数で受からなかったと言う人がいます
東京や京都大学、東工大などを受験する人は大丈夫なのですが、そうでない場合意外と共通テストな足元を救われることは多くあります
大学によっては共通テストの点数と二次の点数の割合がほぼ同じということもあり、予想のできなく難しい二次試験よりも共通テストの点数を取りに行く方が確実に合格する確率は上がります
3.勉強計画は自分にあったものにする
よく言われることに二年生までに主要三科目と言われる国数英を終らせて、三年生になって理社をやったほうがいいということがあります
しかしこれはあくまで1つの勉強方法の例です
例えば私の場合は、二年生までに数物化英を終らせ、三年生に国語地理をやりました
何が正解というのはなく、あなたにあった進め方というのがあります
何よりも大事なのはあなたが今園勉強をしていて、楽しいか、またやる意味を感じているかです