思いやりのある医師に育てるには?子供の頃の教育と親の考え方が最も重要!?
あなたは医師へのマイナスのイメージとして
病院にいったら物みたいに扱われた
医師が目も合わせず、説明してくれる気もしない
自分の不安に真剣に向き合ってくれない
など、さまざまな嫌だなと感じたことがあるでしょう
医師は一人一人の患者さんに仕事上深く共感することができないものではあるが、それでも明らかに冷たく扱われると患者側からしても不快な限りです
子供には医師を目指してほしいけどそんな医師ではなくもっと患者さんに寄り添える医師になってほしいと考えているあなた
そんな良い医師に育てていくために、私たちが今すべきことは何なのでしょうか
子供を医者にしたい人
優しい医師に育てたい人
人の気持ちがわかる子供にしたい人
優しい人に
教師という仕事は、よくブラックな職業だといわれます
テストの採点のための残業には給料が出なかったり、部活動も先生方は無給料でやっています
しかし今、先生方は毎日子供と真剣に向き合っています
先生はなぜそこまで頑張れるのでしょうか?
そこにある一番の感情というのは優しさです
子供のために尽くすことができるその優しさがあるからこそ教師という職業は成り立っていると思います
では医師の場合はどうなのでしょうか?
相手を思う気持ちを持つ医師になる
そのために必要な最もの近道は相手を思う優しい心を持つことです
優しい心を持つことにより自然と人のために動くことが当たり前と感じるようになります
ではその優しい心というのはどうしたら身につくのでしょうか
その方法は大きく分けて二つのステップがあると思います
言動を改めること
一般的に心が優しい人は人に向かって「うざい」や「バカ」とは言わず、また殴る、蹴るなどのことは絶対にしません
ではそのような言動はどこから生まれるのでしょうか?
最も可能性の高いものとしてその言動の善悪が未だつかない頃に触れてしまったことにあるでしょう
例えば小さいころからドラえもんを見たりしていると、自然とジャイアンのような乱暴な言動が身についてしまいます
また昔でいうと仮面ライダーなどもそうでしょう
このようなアニメを見ている子供は多いですがその言動は子供の性格にかなりの影響を及ぼします
本当に優しく人を思いやる子供にするにはなるべく優しいきれいな言葉遣いを使うアニメなどを見せる必要があるでしょう
またアニメや漫画ばかりではありません
最も子供に長い時間影響を与えているものは親の言動です
親が普段から怒ってばっかでいたり、言葉づかいが汚ければ子供はそれをまねして育ちます
つまり本気で優しい子供に育てたければまず親の言葉遣いを優しくするのが一番最初にするべきことなのです
人のために動くことを小さいころから教える
人は成長するにつれて何かに報酬や感謝を求めるようになります
それが悪いとか良いとかいうわけではないのですが本当に優しい人は無意識で人のために行動します
そんな子供に育てるためには本当に小さいころからそれが当たり前だと教える必要があるのです
例えばドアがあけっぱだったり、トイレの電気がつけっぱだったら忘れているのが自分でなくても閉めたり消したり自然とできる
他の人から頼みごとをされたり、助けを求められたら文句を言わず行動することができる
このような行動ができるようになるために子供の頃からそうするのが当たり前だという教えをします
そうすることで子供が大きくなって行動に報酬を求めるようになっても他人に対して自ら動くという行為、言い換えれば人のために働くことは当たり前にしなければいけないことだと考えることができるのです
命の大切さ
お金のためや学力を理由に医師になる
そんなことにならないためには子供に命の大切さを学ばさせる必要があります
医師という職業は数ある仕事の中でも数少ない直接人の命というものを扱う職業です
その命というものについて大学や病院ではいやというほど学ぶものの、それについて子供の頃から、言い換えれば医師を目指し始めたころから考えている子供は多くありません
どうして命の大切さを学ぶ必要があるのか?
それは本気で医師という道と向き合うためには無くてはならないものだからです
命の大切さについて小さいころから考えることで医師という職に本気で向き合い、またそれを目指す自分とも向き合うことができるのです
しかし小さな子供にどうすれば命の大切さを伝えることができるでしょうか?
そこで大事になってくるものが親との会話です
子供が難しいことを学ぶには親から学ぶのが一番効率的です
そのためまず親が命の大切さを学び、そして子供にそれを伝えていく必要があるのです
ではそのためにどうすればいいのか?
最も早い方法として私は災害医療について知ることが大切だと考えます
なぜなら災害医療は生と死というものと本気で向き合う場であり、時に優先順位を考え救えるのに見捨てなければならない命がある場でもあるからです
命のもろさとその大切さ、また救えない命もあるということ、これらを最も簡潔に学ぶことがこの災害医療ではできるのです
災害医療を学ぶ方法は様々ですが、ドラマ「コードブルー」などを見ることでも十分に学ぶことができます
またドラマなどでは表せない本当の災害医療を学ぶ上では本や実体験から学ぶのが一番です
ここでは私が本気で災害医療について考えるきっかけとなった一冊を紹介したいと思います
この本は東日本大震災で最も被害が大きかった地域の病院である石巻赤十字病院の実際の体験をもとに書かれた本で私にとって震災とは何なのか、命とは何なのかについて考える始まりとなった本です
本ではテレビやyoutubeでは語れない本当の一面を書くことができるため本物の災害医療について知ることができました
このように様々な方法を通して災害医療を学び、それを子供と共有することで将来医師を目指す子供が本気で患者さんのことを考える医師になることができるのです
どうして医師になるのかという問題に真剣に向き合う
患者さんを思う気持ちがある医師になるにはそれだけ強い意志、仕事への思いがなければいけません
なぜならただ世の中の人を救いたいや、小さいころに助けてくれた医師に憧れたからなどの思いでは本気で何十年間と患者さんに向き合っていくのは難しいからです
上記の思いが悪いというわけではありません
重要なのはその思いとどれだけ向き合ってきたかです
例えば私の知り合いにどうして医師になりたいのかと聞くと、
「親戚が病気で亡くなったときに自分が何とか出来たらよかったと思ったから」
と答えました
この思いはすごく大切です
しかし私はもう一歩考える必要があると考えます
そのため私は彼に
「もしあなたが医師になってももうこの世にはいないその親戚を救うことはできない。
でも医師を目指すのか?」
と聞きました
かなりひどい質問ではあるのですが彼も人間です
表面上では、「親戚と同じようになくなってしまう人を助けたい」と言いますがそんな偽善者ではないため実際に知らない赤の他人を本気で助けたいと思っているとは思えません
つまり私がここで言いたいことはそこまで深く考えてもまだ医師になりたいかを考えることが必要だということです
明確な答えを出すということはこの問題においてはすごく難しいですが、自分なりに納得がいき本気で頑張れるという思いができるまで考え続ける、それが最も大切なのです
ですが実際にここまで考えている医学生は悲しいことに少ないです
本気で思いやりのある医師に子供をしたいとあなたが考えているのなら子供が本気で医師を目指したいと考え始めた時に真剣にその思いと向き合わせることが必要です
最後に一言
今回はどうしたら優しい心を持った医師に育てられるかについて話してきました
それには様々な方法を紹介しましたが、現在の医学生でそこまで教えてもらい、また考えている生徒は殆どいません
しかし私は本気で思いやりのある医師を作りたい
そのためには子供が自らと向き合い、考えることが必要であり、そのサポートを親がしていく必要があるのです
聞きたいこと、知りたいことがありましたらぜひコメントしてください